20100603

投げ銭

松倉さんの投げ銭ライブに行った。
ライブの内容はたいせつにこころにしまう。
対価についてちょっと思ったこと。


武蔵野公会堂でチャージはなかった。帰りにばけつにみんなでお金を入れて帰る。
今日の松倉さんたちのステージに対して、自分の気持ちを入れるのだ。
私は正直自分の生活事情を加味してお金を入れた。それって「今日の対価」ではない。
じゃあ、たとえばいくらでも持っていたら、いくら入れただろう、と思った。


普段ライブハウスではチャージ(ドリンク代)を入れて2,000円から3,000円払っている。
それがインディーズの相場で、それを払えば最初から最後まで観ても途中で帰ってもなんでもいいわけで。
今日はいいライブを観られたから、チップをあげよう!ということは
稀にあるかもしれないがほぼないだろう。
CDやグッズを買ったり一杯奢ったりでその気持ちを表すことはあるかもしれないが。
私たちは「対価」ではなくて、「きまり」を払って好きなように観ているのだね。
そしてそれは果たして安いのか高いのか。
安いと思うときもあるし高いと思うときもあるのは内容次第というか
自分がどうゆう時間を過ごしたかによると思うけど
でも実際ギャラとか設備とか人件費とか考えたらどういう内訳なんだろう。
いつもそんなことは考えずその「きまり」をなんとなく受け入れてそういうもんだと思っている。
「お代」には何でも相場があるけど、表現に相場があるのだろうか。


本当の対価を払うということはきっと難しいことで
敢えて松倉さんはそこに挑戦した。
だからこそもっと入れたかったですね、っていう
小さいはなしでごめん。

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