20120129

今年なので書く。

最近PAに関して、出音に関して気になって、ことしに入って一ヶ月だけで既に何度かPAに対しイラっとしている。
そして気になる度に自分がいやにもなる。そんなことまで気にしてるのはオマエだけだよ、と思う。

でも最近はまわりにもハコのPAさんではなく乗り込み(というらしい、最近知りました)でやってる人たちがみうけられるわけで、ライブで重要なポジションであることは忘れてはならない。
裏方さんかもしれないけど、むしろそのライブを握っている存在なのだ。
LOFTの出音良かったわ〜っていうのは嬉しいことだったし。
ビーサンでとくのうさんがついた時なんかは、「PAとのセッション」なんてのすら観ることができた感があるわけで。

PAとか中音とか出音とか鳴りとか、お客さんは普通そんなことは気にしない。
私だってたいした知識はないのに、ちょっと知っている風吹かして気になってしまう自分がいやになるのだ。

でもどうなんだろう。
知らなくてもよいものか。
悩んでいる。

お客さんはそれをも含めライブないしハコを評価してもいいんじゃないのかとは前から思っている。
ハコ(と言う表現でブログに書くのもどうかと思うが)の評価ってしてもいいものだと思う。
私たち客に直接関わる受付とかバーカウンターとか居心地とか料金とかはもちろんだけど、PAさん含む専門的なスタッフ、システム、ミュージシャンとの関わり方なんかも含めて、客は評価していいと思っている。
払ったチケット代にみあっているのか、大好きなミュージシャンが出演するにみあっているのか、ってこと。
ミュージシャンは立場が弱いのだ。
もちろんハッキリ主張するミュージシャンもいるけど、本当は私たち客が善し悪しを評価して、好きな音楽のために必要なら抗議だってするべきなんじゃないのか。
お金払ってるんだから。
私たちの払ったお金が、観に行ったミュージシャンに全然まわらないこともあるってことくらいは誰でも知ってると思うけど、それでも音がいいから払うとか、場所が好きだから行くとか、そこまで考えてライブを選んだっていいくらいだと思うよ、私は。
私は自分の感覚にも知識にも自信がなくて、抗議をできなかった。そのことが余計にいやだった。(普通にミュージシャンに迷惑がかかるだろうしなあ、笑)
だから知ってもいいと思うんですよ。お客さんがもっと、ライブ自体を。
音楽が良ければいいのではなく、その音楽が鳴るための構成の全部を知ってたっていいと思う。
もちろん、知ることは余計なことという考えもあるでしょう。私もそう思うことはよくある。知らなければよかったってことは多々あるさ。
でもそれは、悪いとこに気がつくためだけじゃなくて、良いものをしっかり評価するためでもあるんです。

私がPAに対してイラっとした事件は、「このハコのPAは腕が悪い」という話ではなくて、ミュージシャンやイベントの関係性やら状況やらが生んでいることだったと思う。だからこそ、そういう部分も含めて今ここで何を評価すべきか、ってのを見極めてほしいと思うのです、客であると同時にイベントをやっている自分は。
そんなことを考えてたら楽しさが半減するでしょうね。
でもそうじゃないと良くなんてならないなんにも。
楽しさが半減しても、面白さはあると思う。
イラっとすることがあると、だいたい勉強になったなとあとで私なんかは思うので。
 




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