20160716

あめもよに

たぬきそばはたぬきのおかげで、てんぷらなのにやすあがり。
上野茂都さんの円盤月例会、かなり久しぶりに行きました。
ホプケンでは、ふちふなさんとばんせくんの共通点として上野さんの話ばかりすることになり
ふちふなさんは上野さん提供の楽曲を、
ばんせは上野さんのカヴァーを、やって
渕上さんが上野さんを「がっかりしたこととたべもののことばかり歌う人だと思っていたら、最近ムーディーだという噂」といった話をしてたのを思い出しながら、
円盤で上野さんを観る。
ばんせが参加してだいぶ経った。
だいぶかたちになったようで、ばんせプロデュースでアルバムが出る予定。
そこを目指して二人でやってきたわけで。
最初は「ばんせお手製打ち込み」みたいなので試行錯誤だった「ムード歌謡」のリズムも今日はみしませうこさんが参加して、初めて、バンドというかたちに。

私は、そんなに上野さんの活動に詳しくなくも書く感想なのだけれど
上野さんは円盤創業時からの定例会100回を越えている。
伴瀬が参加する前は常に携えていたであろう三味線は一旦置いて今はギターだけで挑んでいて、
湯呑みでお茶を飲みながら、一曲一曲お話をしながらひとり三味線を弾いていたのも懐かしく思うのだけど
上野さんは「バンドみたい」と言って楽しそうに歌っていらした。
じっさい、どうなるのかなあと思っていた伴瀬プロデュースも、上野さんは楽しいんじゃないかと思う。
伴瀬も、上野さんの曲のためにたくさん考えたと思う。
上野さんの曲は確かに、がっかりしてるし、たべものもたくさんでてくるけど、
うつくしい曲もたくさんあって、
そのうつくしさというのは、本当に上野さんの隣近所にあるようで、何気なく、はかなくも続いている、まさに日常なんだろうと思う。
言葉を選り、上野さんならではの節をつけて、なんでもないお茶がおいしいなとか、やっぱり豆腐はあそこの店だなという感じに噛みしめるような、そんな歌。
面白い歌詞に注目しやすいけれど、メロディもキレがあるからこその引き立ちなんだろうな。
伴瀬が上手に歌った「あめもよに」も、
ふちふなさんの素敵な「ふちがみベーカリー」も、
オリジナルである上野さんの歌のほうが、やっぱり、良いのだ。
そう感じたら、ただパンの歌なのに、涙ぐんでしまった。
これからレーズンのこと、ほしぶどうって言いたくなった。




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