ペガサスのレコ発ワンマンのことを、書かないっぱにしていた。
書かなかったのは簡単な理由で、すべてがその通りだったと思うから
特筆できないままでよしとしようかなという気になっていて
でもふっと、
前から確かに不思議に思っていたのは
伴瀬がピアノでペガサスに入った時は、良い仕事をすると思う。
伴瀬がピアノしかやらせてもらえないというのも面白いし、
瓦礫の巨人のピアノをライブで弾けるのはこの世に伴瀬だけなのも可笑しい。
音源にだいたい忠実に楽譜のないピアノのパートをやり、歌わせてもらわない。
ちなみにあの日のマスクは歌っちゃダメのバツがついてるのかと思ってた。
呪われたピアノといえる。
けど、それが呪われていないほうの世界になるなら
呪われた世界はどこへ行くのかと思っていた。
呪われた世界は二人のもので、
バンドになった時には呪われてない世界に行きたいのかと思ってた。
だから呪われてないほうの世界で私は彼らのライブ感を楽しんでいたし、
呪われたほうの世界がいつも背後にあるからこそ楽しめたのかもしれない。
彼らの両方の世界が好きで、
どちらの世界も持つ彼らが好きで、
どちらの世界も損なわない方法を考えている彼らが気に入っている。
確信的に呪われているからこそペガサスは完璧だと思う。
狙ったり、なんかそうなっちゃったってわけじゃないと思うんだ。
そこらへんはぼやぼやさせといたほうが楽しいと思うけど、
ペガサスはペガサスであるというところが
なによりペガサスに憧れている部分なのです。
あの日は、カモメを聴いて涙した。
こういうペガサスもあるんだと初めて知った。
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