20080918

誰が世界を救うのか

ディスクユニオンさんでファンタスタスの「fun paca pan」を扱っていただくことになったそーで、来月の再発売にあたり、私にとってと世界にとってのファンタスタスについてなんだかんだ書きます。気が済むまで。



ファンタスタスのメンバーは、そんなにストイックじゃないと思う。それぞれがしっかりと過程を経てプレイヤーとして確立されているし、がつがつ貪欲にバンド活動をしていくカンジではない。だけど、だからといって「ストイックじゃない」って言ってしまって誤解されたくないのだけど、彼らが固執するポイントは「ファンタスタスを創ること」なんだと思う。尾林くんをフロントに据えて、あの楽曲をみんなで演奏することは、こう書けば単純でシンプルなことなのかも。だけど、私が好きなあの「ファンタスタスの演奏」っていうのは、ただベースドラムギターが集まれば出来るもんだとは私は思わない。ファンタスタスは4人で「ファンタスタスという現象」を創ってるんだと思う。


私はファンタスタスのことを、おおらかであかるくてやさしい子たちだと書くけれど、それが、彼らが今までみてきたこと出会ってきたこと、抗ってきたこと、黙ってきたこと、言われてきたこと、無くしてきたこと、無くせなかったこと、そういうことを昇華して、今も消化できない部分があったとしても、それでも彼らがきちんと強く生きるというスタンスがあってこそのことだと思うから、私は書くんだ。べつになんも知ってるわけじゃないよ。だけどそう思う、決して健やかなばかりじゃない、だけど、それでも健やかであろうという理想が、ファン太たちには凝縮されてる、音楽にも。


ああ、これ、レビューに書けたらよかったなあ。
何故今頃書いてるかというと、コバヤシさんて人のレビュー読ませてもらって、なんか、うらやましくなったからなんです。
コバヤシさんて人はよくわかってるなあと思って、私も書いておきたくなった。
なんとなく、今まで「精神論かよ」と言われてそれだけで意味がなくなるような気がして、押さえ込んでいたことを、今放出中です。


私は前から言っているけど、音楽は人を超えて鳴ることは無く、この音楽をやってるからこの人で、この人がやってるからこの音楽なんだと、演奏家たちをみていつでも思う。
ファンタスタスのそういう健やかさを、嫌な言葉で言えばバカにする人もいたりしたかもしれない。それが、「拾って帰らない人」なんだよな。
ファンタスタスの音楽から発せられているものを捉えられない人を、私はバカにするわ。まあ、ファンタたちはそれすらもバカにしないと思うけどね。あーまーしょーがないよねーうちらこんなだしーきゃきゃ。って言える強さが当然あるからね。私はする。
というか、そんなことより、ファンタスタスをみんなに好きになって欲しい。
みんなに「fun paca pan」を素直にきいてほしいんだ。
音楽的なこまかいことの前に、ただ素直にファンタスタス楽しい、かっこいい、かわいい、いい曲、って、夢中になって聴くのね、みんなが。そうしたら、世界が救われるよ。
はいきた。ここだ。
もう私真剣に思うのだけど、
冗談じゃないんだけど、レトリックでもないし。
ファンタスタスのメッセージがどうのこうのじゃなくて、
斜に構えず、疑わず、僻まず、悲観的にならず、「ファンタスタスを素直なきもちでただ楽しむ」という行為をみんなが出来たら、その状態は「世界が救われる」に向かってると思うよ。
伝わるかな。
無理?
みんなグロいものを培って育って来た。そのグロをどう扱っていくかの戦いでしょ、生活は。それでもみんな理想ってあるでしょ。死にたくなっても死なないで生活してるのは、理想がある、もしくはあるような気がして探してるからだ。ファンタスタスがその理想そのものとは言わない。だけどそういう感覚を演奏というかたちにして伝えてきてるよ。
それが私が、拾って帰ればいいのに、ファンタスタスはくれてるよ、って思うもののことです。
誰が世界を救うのか、それはファンタスタスじゃない。ファンタスタスはヒントとチャンスをくれているのです。


最後に言っておきますけど、フツウにかなり優れたアルバムなんで、そこは誰かに解説してもらえればいいかなと思います。私がやることではないので、誰かお願いしますー。きゃきゃ。お褒めの言葉はファン太たちに伝えてあげてください。


ま い す ぺ ー す は じ め た よ


フレンドが要りますね。
フレンドが要ると思いますよー!
あと管理人としてはまじミクシーのコミュはいってください。
おつかれさまです。



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